たんたんのブログ

LGBTの僕の日常をただ綴る。

彼氏のいるゲイを好きになったゲイ

彼氏のいるゲイ


その人との出会いは、新宿二丁目で飲んでたときに、

 

話の流れで、別の日に飲もう、ってなった。




よくある話。



カッコよくて、

 

優しくて、

 

自分のことを優先してくれる。



そんな完璧な人。



はじめて飲みに行った日、



食事中もたくさん気を使ってくれた。

 

飲んでるときにも気を使ってくれた。




こんな王子様みたいな人いるんだなー。




って思ってた。




そのまま、流れで、

 

よく行く飲み屋さんに行ったんです。




そこで友達に会って、

 

彼を紹介して。



そのあとも、



こんな人が彼氏だったら、

 

幸せなんだろうなって思いながら飲んでた。



そうしたら、





あ、彼氏から連絡だ。




って






なんか、ショックではあったけど、

 

それ以上に、




そうだよね、



って気持ちがあった。




知らないお客さんにも、




イケメンって言われる彼。




不釣り合いだよね、友達でも。




って。




けどね、



気がついたら、朝まで飲んでた。




朝の電車に乗りながら、




多分、これで最後。



もう会うことはない。




そんな感覚。




多分、ゲイの人なら経験あるかな?

 

あ、次はないなってわかる瞬間。




土曜の早朝の空席が多い電車から、

 

見える風景がいつもより、

 

彩度が下がってる感じ。




なのに、



お礼のLINE。




期待して返信する。




向こうは気を使って、連絡くれただけなのに、



期待して、馬鹿みたい。



って、心底思ったことを覚えてる。




けどね、



LINEがだらだら続いて、



気がついたら、



また、飲みに行くことになってた。




それに、LINEを通して、



いろんなことが知れた。



知れば、知るほど、惹かれていたんです。




確かに、相手次第だけど、

セフレになるとかいろんな選択がある中で、




性的な部分はなしにして、



友達になりたいって。




いや、嘘。



いつか、恋愛とかにならないかなって期待しながら、

 

友達でいよう。



って。




それからもよく飲み行くくらいに友達になって、



いろんな話もして、



LINEも毎日してて、



だから、




彼氏の愚痴をきくと、



期待してる自分がいた。




馬鹿だよね。





自己嫌悪にもなった。




でも、



会える日になると、



尻尾ふって向かってる自分がいた。




なんか緩くて、

 

居心地が良くて、



なんて言うんだろう、




冬の起きた時の毛布くらい、良い感じ。




それでね、



なんか、このままでも良いんじゃないかなって、



彼氏がいる人を好きになった。




その気持ちをそのまま持つことも。




だってさ、



好きになっちゃったんだから。



だから、

 

この気持ちは、この気持ちとして受け入れようって。





同時に、



僕も彼氏ができると良いなー



なんて思いながら。




彼氏がいる好きな人が、



彼氏がいる好きな友達に、メガ進化しただけのこと(笑)



なんで、新宿二丁目で飲んでるときに、

彼から声をかけてくれたのかは、

聞かないことにしました。